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オンラインゲーム・マビノギの世界を、幼少の魔王が楽しく駆け回ります
メルルのアトリエの二次小説始めました。
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Wed
2012.04.18[01:37]
プロローグ

 その新入生は輝いていた。

いや、その言い方は少し間違っていた。あくまでも俺には輝いて見えたのだ。

まだ幼さの残る体をセーラー服で身を包んでいる。

今日は入学式で、彼女はぎこちない笑みを浮かべながら体育館に入場してきた。翡翠色の瞳が輝き、赤いリボンでまとめた黒髪のツインテールはリズムに合わせるように弾んでいる。

『歴史がまた動き出そうとしているのね』

『そうだな』

 俺にしか聞こえない少女の声に俺は答えた。

でもまさか、同じ高校になるとは思わなかった。彼女は知っていたものの初めてみる。面識もない。
だが俺にとって彼女はご主人様であり、女神様なのだ。

『今年は確か昭人の妹も入学して来るじゃなかったっけ』

『ああ、美鈴ちゃんか。彼女と同じA組みたいだ。入場してくるとき、性が有田だから一番最初に歩いてきてたな』

『ねえ、今おもしろい子が入ってきたわよ』

 声が囁くので体育館の入り口に目を向けるとすぐに声の言っている人物が分かった。

『かなり大きな魔力を持っているわね。それにこれは広範囲探索魔法かしら。誰にも気付かずに長時間発動し続けているとしたらかなり凄いわね』

 その人物は男子生徒でかっこいいではなく、可愛い顔をしていると言った方がいいだろう。
声の言った通り広範囲探索魔法を常時起動しているようだが、ある一定の実力がないとそのそぶりすら気づけないかもしれない。

 でも彼はどこで………いや、誰かに似ている気がするけど………

『彼女も彼の魔法で作られているみたいね。確かお兄ちゃんが同じ魔法を使えたわ。魔力で作られた体に自分の意志を入れるって魔法だった』

 俺は天井を見上げてみる。
 普通なら見えないのだろうが俺はしっかりと見えていた。
箒に跨った少女で先程の男子生徒に容姿がよく似ている。何のつもりか黒い帽子と黒いマントを羽織っている。

『ありゃあ、どう見ても魔女だな。今年からたくさん楽しみが増えたじゃないか。まっ、少しずつ友好を深めつつ、フォローしていきますとしますか』

 俺は我が女神様である浅葱様に目を戻す。せっかく会えたのだからカメラくらい持ってくればと思った。
だが、まだ始まったばかりなのだ。

俺は彼女に残りの人生を捧げる………そんな気持ちで一杯だった。

<目次>
<第一話>
 
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